SMTP-AUTHとは?初心者向けに画像多めで解説!
この記事でわかること
・SMTP-AUTHとは何か
・SMTPとAUTHの意味
・なぜメール送信時に認証が必要なのか
・コピー機の例で見たSMTP-AUTHの流れ
・SMTP-AUTHとSSL/TLSの違い
・メール送信エラー時に確認するポイント
SMTP-AUTHとは?

SMTP-AUTHは、簡単に言うと、
メールを送る前に「本人確認」をする仕組みだよ。

メールを送る前の本人確認?

そう。
メールを送るときに、メールサーバーが、
「本当にこの人はメールを送っていい人かな?」
って確認する仕組み。

SMTPって何?

まずSMTPって何?

SMTPは、メールを送るための通信ルールだよ。
正式には Simple Mail Transfer Protocol っていう。

メールを送るための決まりごとってこと?

そうそう。
たとえば、スマホやパソコンのメールアプリからメールを送るとき、裏側ではSMTPが使われる。
メールアプリ
↓
SMTPサーバー
↓
相手のメールサーバー
↓
相手のメールボックス


SMTPは「メールを送る担当」って感じだね。
AUTHって何?

じゃあ、AUTHは?

AUTHは Authentication の略で、認証という意味だよ。

認証って、本人確認のこと?

そう。
IDとパスワードを使って、
「あなたはメールを送っていい人ですね」
と確認すること。

SMTP-AUTHを一言でいうと

だからSMTP-AUTHは、
メール送信時にIDとパスワードで本人確認する仕組み
ということ。

なるほど。
SMTPに認証機能を足したものってことだね。
なぜSMTP-AUTHが必要なの?

でも、なんでメールを送るのに本人確認が必要なの?

理由は、勝手にメールを送られないようにするためだよ。

勝手にメール?

昔のメールサーバーは、認証なしでメール送信を受け付ける設定になっていることがあった。
そうすると、悪い人がそのサーバーを使って迷惑メールを大量に送ることができてしまうってことになるんだ。


他人のメールサーバーを勝手に使うってこと?

そう。
それを防ぐために、
「メールを送る前に、ちゃんとログインしてね」
という仕組みが必要になった。
それがSMTP-AUTH。
コピー機の例で流れを見る

会社内のコピー機からメール送信する例で考えてみよう。
SMTP-AUTHがない場合

SMTP-AUTHがない状態は、コピー機がこんな感じになっているイメージ。
誰でもコピー機の前に行く
↓
スキャンする
↓
好きな宛先にメール送信できる


それだと、会社の人じゃない人が勝手に入ってきても送れちゃうってこと?

イメージとしてはそう。
会社のコピー機を使って、誰でもメールを送れてしまう状態に近い。

それは危ないね。

うん。
悪い人がそのコピー機、正確にはそのコピー機が使うメールサーバーを使って、迷惑メールを送る可能性がある。
SMTP-AUTHがある場合

SMTP-AUTHがあると、コピー機がメールを送る前にこう確認する。
コピー機:
「メールを送信する前に、
送信用のIDとパスワードを確認します」

つまり、コピー機がメールサーバーにログインするんだね。

そう。ここが大事。
SMTP-AUTHでは、受け取る相手が本人確認しているというより、
メールを送ろうとしているコピー機やメールアプリが、送信サーバーに対してログインする感じ。

流れで確認する

流れはこんな感じ。
1. 社員がコピー機で書類をスキャンする
2. 宛先メールアドレスを入力する
3. コピー機がSMTPサーバーに接続する
4. コピー機がID・パスワードで認証する
5. 認証に成功したらメールを送信する
6. 認証に失敗したら送信できない


なるほど。
社員が毎回パスワードを入れるというより、コピー機側に送信用アカウントが設定されている感じ?

そういうケースが多いね。
コピー機の管理画面に、
SMTPサーバー
SMTPポート
SMTP認証ID
SMTP認証パスワード
SSL/TLS
みたいな設定を入れておく。
POP before SMTPとの違い

似た言葉で「POP before SMTP」ってあるんだ。

これもSMTPだからメールを送るんだよね。
beforeってあるからこれもメールを送る前に何かやっているのかな?

いいね。
どちらも「メールを送る人を確認する仕組み」だけど、やり方が違うんだ。
| 方式 | 本人確認の方法 |
|---|---|
| SMTP-AUTH | 送信時にID・パスワードで認証する |
| POP before SMTP | 先に受信認証をした人だけ、一定時間送信を許可する |


POP before SMTPは、先にメール受信をしてから送信できるようになる感じ?

そう。
昔はよく使われたけど、今はSMTP-AUTHの方が分かりやすくて一般的だね。
SMTP-AUTHで使う情報

SMTP-AUTHでは何を設定するの?

メールアプリで、だいたい次の情報を設定する。
| 設定項目 | 意味 |
|---|---|
| SMTPサーバー | メール送信用サーバー |
| SMTPポート番号 | 接続する入口番号 |
| ユーザー名 | 認証に使うID |
| パスワード | 認証に使うパスワード |
| 暗号化方式 | 通信を保護する方法 |

メールアプリの設定画面で見たことあるかも。

たぶんそれ。
「送信サーバーは認証が必要」みたいなチェック項目がある場合もあるよ。
ポート番号って何?

SMTP-AUTHでポート番号も出てくるよね。
587とか465とか。

そうだね。
ポート番号は、サーバーの入口番号みたいなもの。

メール送信用の入口が決まっているんだ。

そう。
よく出てくるのはこのあたり。
| ポート番号 | よくある用途 |
|---|---|
| 25 | サーバー間のメール配送で使われることが多い |
| 587 | メール送信時の認証付き送信でよく使う |
| 465 | SSL/TLSで保護したSMTP送信で使われることがある |

利用しているメールサービスの案内に従うのが基本だけど、SMTP-AUTHでは587番がよく出てくる。

普段メールアプリに設定するなら587が多いってこと?

そう。
利用しているメールサービスの案内に従うのが基本だけど、SMTP-AUTHでは587番がよく出てくる。
SMTP-AUTHと暗号化は別物

SMTP-AUTHを使えば安全ってこと?

ここは注意。
SMTP-AUTHは 本人確認 の仕組み。
通信内容を暗号化する仕組みとは別だよ。


認証と暗号化は違うのか。
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| SMTP-AUTH | メールを送る人を認証する |
| SSL/TLS | 通信内容を暗号化する |

つまり、SMTP-AUTHでログインして、SSL/TLSで通信を守る感じだね。
SMTP-AUTHのメリット

SMTP-AUTHのメリットを整理するとこんな感じ

| メリット | 内容 |
|---|---|
| 不正利用を防ぎやすい | 認証された人だけ送信できる |
| 迷惑メールの踏み台対策になる | 誰でも送れる状態を防ぐ |
| 利用者ごとの管理がしやすい | どのユーザーが送ったか分かりやすい |
| 外出先からも送信しやすい | 認証できれば別ネットワークからも送れる |

昔は家のネット回線からしか送れないとかあったの?

そういう制限もあった。
SMTP-AUTHを使うと、認証できる人なら外部ネットワークからでも送信しやすくなる。
SMTP-AUTHの注意点

SMTP-AUTHの注意点は主にこれ。

| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| パスワード管理が大事 | 盗まれると不正送信される可能性がある |
| 暗号化も必要 | 認証情報を守るためSSL/TLSと組み合わせる |
| 設定ミスで送れないことがある | サーバー名・ポート番号・認証方式を確認する |
| サービスごとに設定が違う | メールサービスの案内に従う必要がある |

当たり前だけど、メールパスワードの使い回しは避けた方がいいね。
SMTP-AUTHでよくあるエラー

メール送信でエラーになるとき、SMTP-AUTHが関係してることもある?

かなりあるよ。
よくある原因はこれ。
ユーザー名が間違っている
パスワードが間違っている
SMTPサーバー名が違う
ポート番号が違う
SSL/TLSの設定が違う
送信サーバーの認証設定がオフになっている


メール受信はできるのに送信だけできない、みたいなやつ?

そう。
その場合、SMTPサーバーやSMTP-AUTHの設定を疑うことが多い。
まとめ

最後にまとめてみよう。
SMTP-AUTHとは、
メールを送るときに、IDとパスワードで本人確認をする仕組みのこと。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| SMTP | メールを送るための仕組み |
| AUTH | 認証、本人確認 |
| SMTP-AUTH | メール送信時に認証する仕組み |
| 目的 | メールサーバーの不正利用を防ぐ |
| 効果 | 迷惑メールの踏み台対策になる |
| 注意点 | SSL/TLSと組み合わせて使うのが基本 |

つまり、SMTP-AUTHは、
「メールを送っていい人かどうかを確認する仕組み」なんだね。

いいね。一言でまとめるなら、
SMTP-AUTHは、メール送信前のログインチェック
だね。

