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シンクライアントとは?仕組みやメリット・デメリットを図解でわかりやすく解説!

クマノくらげ

シンクライアントって何?

シンクライアントは、簡単に言うと、
手元の端末にはあまりデータや処理を持たせず、サーバー側で処理する仕組みだよ。

手元の端末ではあまり処理しないってこと?

そう。
普通のパソコンだと、アプリを入れたり、ファイルを保存したり、いろいろな処理をパソコン自身で行うよね。

うん。WordとかExcelとかをパソコンに入れて使っているよね。

一方でシンクライアントでは、手元の端末は主に、

画面を表示する
キーボードやマウスの操作を送る
サーバー側の処理結果を受け取る

みたいな役割になる。

つまり、実際の処理やデータ保存はサーバー側でやるんだね。

シンクライアントを一言でいうと

シンクライアントを一言で言うと
端末を軽くして、処理やデータ管理をサーバー側に集める仕組み
だよ。

なんで、クライアントにシンってつくの?

端末を軽くするところをシンって言っているんだ。
シンは英語の thin で、「薄い」「軽い」という意味だよ。

じゃあ、シンクライアントは「機能を薄くした端末」みたいな感じ?

かなり近いね。
手元の端末にいろいろ持たせず、サーバーに任せるイメージ。

身近な例:ゲーム機とクラウドゲーム

クラウドゲームで例えてみようか。

クラウドゲームって、ゲーム本体はサーバー側で動いて、こっちは映像を受け取るやつ?

そう。
手元の端末は、コントローラー操作をサーバーへ送る。
サーバー側でゲームを処理して、その映像を端末に返す。

手元の端末
 ↓ 操作を送る
クラウド側のサーバー
 ↓ 映像を返す
手元の端末

ゲームの重い処理はサーバー側なんだね。

そう。
シンクライアントも考え方は似ている。
手元の端末は軽くして、重い処理やデータ管理はサーバー側に任せる。

会社で使うシンクライアントのイメージ

会社だとどう使うの?

たとえば、社員がシンクライアント端末を使って仕事をするとする。

社員の端末
 ↓
社内サーバーや仮想デスクトップ
 ↓
業務アプリやデータ

社員の手元の端末には、重要なデータを保存しない。
業務アプリやファイルは、サーバー側や仮想デスクトップ側にある。

じゃあ、端末をなくしてもデータが入っていないから安全ってこと?

そう。
そこがシンクライアントの大きなメリットの1つだね。

普通のパソコンとの違い

普通のパソコンとは何が違うの?

普通のパソコンは、端末側にアプリもデータも持つことが多い。

普通のパソコン
 ・アプリを入れる
 ・ファイルを保存する
 ・パソコン側で処理する

うん。普通はそうだね。

シンクライアントは、端末側にはあまり持たせない。

シンクライアント
・端末は画面表示や操作入力が中心
・アプリやデータはサーバー側
・処理もサーバー側で行うことが多い

端末が壊れても、サーバー側にデータがあるから復旧しやすそう。

シンクライアントの基本構成

ざっくり構成はこんな感じ。

利用者

シンクライアント端末

ネットワーク

サーバー・仮想デスクトップ・業務システム

手元の端末は入口みたいなものなんだね。

そう。
本体はサーバー側にある、と考えると分かりやすい。

なぜシンクライアントを使うの?

でも、普通のパソコンでよくない?
わざわざシンクライアントにする理由は?

主な理由は、セキュリティと管理のしやすさだね。

セキュリティ?例えばどんな感じ?

例えば、手元の端末にデータを保存しなければ、端末を紛失しても情報漏えいのリスクを減らせるよ。

あぁ、ノートPCを電車に置き忘れてもデータ漏洩の心配がないね。

そうそう。こんな感じで、端末内に重要なファイルが大量に入っていると危ない。

でも、シンクライアントならデータはサーバー側にあるから、被害を抑えやすいんだよ。

シンクライアントのメリット

メリットを整理するとこんな感じだよ。

メリット内容
情報漏えい対策になる端末にデータを残しにくい
管理しやすいアプリやデータをサーバー側で集中管理できる
端末交換がしやすい壊れても別端末から同じ環境に入りやすい
セキュリティ対策を統一しやすいサーバー側でまとめて管理できる
テレワークと相性がよい社外から社内環境へ安全に接続しやすい

会社としては管理が楽になりそうだね。

そう。
大量の社員端末を1台ずつ管理するより、サーバー側でまとめて管理できるのは大きい。

シンクライアントのデメリット

逆にデメリットをまとめるとこんな感じ

デメリット内容
ネットワークに依存する通信が不安定だと使いづらい
サーバー障害の影響が大きいサーバーが止まると多くの利用者に影響する
初期構築が大変サーバーや仮想環境の設計が必要
動画や高負荷作業に弱い場合がある画面転送や処理負荷が問題になることがある
オフライン作業に向きにくいネットワーク接続が前提になりやすい

ネットが切れたら仕事できないこともあるんだね。

そう。
シンクライアントは、ネットワークとサーバーがかなり重要になる。

ファットクライアントとの違い

「ファットクライアント」で聞いたことあるんだけど関係ある?

シンクライアントのシンが薄いって意味なら関係ありそうだと思ったんだけど

関係あるよ。
ファットクライアントは、端末側に多くの機能を持たせる方式だね。

シンクライアントと逆だね。
でもそれって普通のパソコンじゃない?

まぁそうだね。
「普通のパソコン」だと思っておけば大体OK。

アプリもデータも端末側に置いて、端末自身で処理する。

種類特徴
シンクライアント端末は軽め。処理やデータはサーバー側中心
ファットクライアント端末が高機能。アプリやデータを端末側に持つ

VDIとの違い

VDIって言葉も聞くけど、シンクライアントと同じ?

これも、自分のPCから別のPCを動かしていたような?

かなり関係はあるけど、同じではないよ。

どう違うの?

VDIは Virtual Desktop Infrastructure の略で、
サーバー上に仮想のデスクトップ環境を用意して、利用者がそこへ接続する仕組みだよ。

仮想のデスクトップ?

そう。
たとえば、社員ごとのWindowsデスクトップ環境がサーバー側に用意されていて、社員は手元の端末からその画面を操作する。

手元の端末
 ↓
サーバー上の仮想デスクトップ
 ↓
業務アプリやファイル

じゃあ、シンクライアント端末からVDIに接続することがあるんだね。

そう。
整理するとこう。

用語意味
シンクライアント手元の端末を軽くする考え方・端末
VDIサーバー側に仮想デスクトップを用意する仕組み

シンクライアントは端末側の話。
VDIはサーバー側の仮想デスクトップの話なんだね。

リモートデスクトップとの違い

リモートデスクトップとは違うの?

リモートデスクトップは、
離れた場所にあるPCやサーバーの画面を手元から操作する仕組みだよ。

家から会社PCに入るみたいなやつ?

そう。
シンクライアント環境でも、リモートデスクトップ技術を使って画面を転送することがある。

用語ざっくり意味
リモートデスクトップ遠くのPCやサーバー画面を操作する技術
シンクライアント手元端末を軽くし、処理やデータをサーバー側に寄せる考え方

リモートデスクトップは接続方法。
シンクライアントは全体の使い方や考え方に近いんだね。

そう、シンクライアント、VDI、リモートデスクトップは、「画面を手元に飛ばして操作する」と言う点では似ている。

でも、指している対象が違うので、完全に同じ意味というわけではないんだよ。


シンクライアントが向いているケース

シンクライアントはどんなときに向いているの?

たとえばこんなケース。

向いているケース理由
情報漏えいを防ぎたい端末にデータを残しにくい
端末を一括管理したいサーバー側で管理しやすい
テレワーク環境を整えたい社外から安全に業務環境へ入りやすい
多数の端末を管理したい端末交換や設定変更がしやすい
業務環境を統一したい利用者ごとの環境差を減らせる

会社や自治体とかで使われそう。

そうだね。
セキュリティや管理を重視する組織で使われやすい。

シンクライアントが向いていないケース

逆に向いていないケースは?

こういう場合は注意だね。

向いていないケース理由
ネットワークが不安定通信に依存しやすい
オフライン作業が多いサーバーへ接続できないと不便
動画編集や3D処理が多い高負荷作業では設計が必要
サーバー障害を許容できない集中管理の分、障害影響が大きい
小規模で管理負荷が低い普通のPCの方が簡単な場合もある

何でもシンクライアントにすればいいわけじゃないんだね。

そう。
セキュリティや管理性は上がりやすいけど、ネットワークやサーバーへの依存も増える。

試験で迷ったときの判断ポイント

試験では、このキーワードを見たらシンクライアントかも?と思ってね。

キーワードシンクライアントとの関係
端末にデータを保存しないシンクライアントの特徴
サーバー側で処理する端末を軽くする
情報漏えい対策端末紛失時のリスクを減らす
集中管理アプリやデータをサーバー側で管理
仮想デスクトップVDIと組み合わせることがある
端末交換が容易利用環境がサーバー側にあるため

「端末にデータを持たせない」「サーバー側で処理」がキーワードだね。

まとめ

シンクライアントとは、
手元の端末に処理やデータをあまり持たせず、サーバー側で処理や管理を行う仕組みだよ。

項目内容
シンクライアント軽い端末でサーバー側の環境を利用する方式
目的情報漏えい対策、集中管理、運用負荷の軽減
メリットデータを端末に残しにくい、管理しやすい
デメリットネットワークやサーバーに依存しやすい
似ているが違うものVPN、踏み台サーバー、プロキシサーバー

つまり、シンクライアントは、
手元の端末を軽くして、重要な処理やデータはサーバー側に置く考え方なんだね

一言でまとめるなら、

シンクライアントは、端末にデータを持たせず、サーバー側で仕事をするための仕組み

だね。

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