オープンイノベーションとは?画像多めで解説!
この記事では、オープンイノベーションについて初心者向けに解説します。
この記事でわかること
・オープンイノベーションとは何か
・身近な例でいうとどういうことか
・実際に使われている事例
・アウトソーシングとの違い
オープンイノベーションとは?

オープンイノベーションとは、簡単に言うと、自社だけで新しいものを作ろうとせず、外部の技術やアイデアも活用して、新しい価値を生み出す考え方のことだよ。

自社だけで頑張らない、ということ?

そうだね。
昔ながらの考え方だと、研究も開発もアイデア出しも、できるだけ自社の中で完結させようとすることが多かったんだ。

全部を自分の会社だけで考えるのは大変そう。

そこで、外部の力もうまく取り入れて、より早く、より良い商品やサービスを作ろうという考え方がオープンイノベーションなんだ。
身近な例で考えるオープンイノベーション


ちょっとカフェの例を紹介するね。
あるカフェが、新しい看板メニューとして「特別なプリン」を出したいとする。
でも、そのカフェにはプリン作りの専門技術があまりない。

一からプリンの研究していたら、時間がかかっちゃうね。

そこで、近くにある人気の洋菓子店と協力する。
カフェ側は「うちのお客さんには、こういう味が喜ばれそう」という情報を持っている。
洋菓子店側は「おいしいプリンを作る技術」を持っている。

それぞれ得意なものが違うという状況なんだね。

そういうこと。
そして一緒に商品を開発すれば、カフェは魅力的な新商品を出せる。
洋菓子店も新しい販売先や知名度を得られる。
このように、外部の技術やアイデアを取り入れて、お互いにメリットがある形で新しい価値を作るのが、オープンイノベーションのイメージだよ。
| カフェの例 | オープンイノベーション |
|---|---|
| カフェ | 自社 |
| 洋菓子店 | 外部企業・外部人材 |
| お客さんの好み | 自社が持つ市場情報 |
| プリン作りの技術 | 外部が持つ専門技術 |
| 特別なプリン | 新しい商品・サービス |
実際にオープンイノベーションが活用された例

実際に、オープンイノベーションで作られた身近な製品ってある?

そうだなぁ。
わかりやすい例の1つが、LEGO Ideasだね。


LEGO Ideasでは、
一般のレゴファンが「こんなレゴセットがあったらいいな」という作品アイデアを投稿できるんだ。
そのアイデアがファンから支持を集めると、レゴ社が商品化を検討する仕組みになっている。
公式サイトでも、ファンが投稿し、支持を集めたアイデアがレゴのデザイナーによってレビューされ、一部が公式セットになると説明されているよ。

つまり、会社の中だけで商品アイデアを考えているわけじゃないんだね。

そう。
たとえば、LEGO Ideas NASA Apollo Saturn Vのように、LEGO Ideasシリーズとして商品化されたものもある。
レゴ公式の商品ページでも、NASA Apollo Saturn VはLEGO Ideasの商品として紹介されているよ。

ファンのアイデアを会社が取り入れて、実際の商品にするわけだね。

会社だけでは思いつかなかったアイデアを、外部の人たちから取り入れる。
そして会社は、それを商品として形にする力を持っている。
この組み合わせがオープンイノベーションらしいところだね。

他にもある?


P&Gの「Connect + Develop」も有名な例だよ。
P&Gは、社外の発明家、特許保有者、研究機関、スタートアップなどと協力して、製品・技術・サプライチェーンなどの課題解決につなげる取り組みをしているんだ。
つまりP&Gは、「良いアイデアは社内だけにある」と考えるのではなく、
社外の発明家や企業ともつながりながら、商品や技術の開発につなげているんだ。
アウトソーシングとの違い

企業にもそりゃあ得意分野とかあるよね。
でも、これって外部委託とか、業務委託とは違うの?

いわゆるアウトソーシングってやつだね。
たしかに、どちらも外部の力を使うという点では似ている。
でも、目的が少し違うんだ。

目的?

うん。
アウトソーシングは、主に業務の一部を外部に任せることだよ。
たとえば、経理業務、コールセンター、システム運用、製造の一部などを外部の会社に委託するようなケースだね。
ケンブリッジ辞典でも、BPOは給与計算や経理などの業務を他社に扱ってもらう活動として説明されている。

つまり、「この作業を代わりにやってください」という感じだね。

そう。
一方で、オープンイノベーションは、単に作業をお願いするだけではなく、外部の技術やアイデアを取り入れて、新しい商品やサービスを生み出すことに重点がある。

なるほど。
アウトソーシングは「作業を任せる」。
オープンイノベーションは「一緒に新しい価値を作る」。
ってことだね。

| 項目 | オープンイノベーション | アウトソーシング |
|---|---|---|
| 主な目的 | 新しい価値・商品・技術を生み出す | 業務を外部に任せる |
| 外部との関係 | 協力・共同開発・技術活用 | 委託・代行 |
| 重視すること | アイデア、技術、知識の活用 | 効率化、コスト削減、専門業務の外部化 |
| 例 | ファンのアイデアを商品化する | コールセンター業務を外部に委託する |
| イメージ | 一緒に新メニューを考える | 決まった作業をお願いする |
オープンイノベーションは他社の技術をうまいことwin-winで扱う方法

オープンイノベーションって、他社の技術をうまいことwin-winで扱えるようにする考え方ということ?

かなり近いよ。
ただし、「他社の技術」だけに限らないところがポイントだね。

他社だけではない?
あぁ、LEGOの例だと消費者からアイデアを募集していたね。

そう。
大学、研究機関、スタートアップ、個人の発明家、ユーザー、ファンなど、外部にはいろいろな知識やアイデアがある。
それらをうまく取り入れて、自社だけでは作れなかった価値を生み出す。
そして、協力する相手にもメリットがある形にする。
それがオープンイノベーションだね。

なるほど。
つまり、社内だけで抱え込まず、外部の知識や技術も使って、お互いに得をする形で新しいものを作る考え方なんだね。

その理解でOK。
オープンイノベーションは、
「良いアイデアは社内だけにあるとは限らない」
という前提に立った考え方なんだ。
まとめ
オープンイノベーションとは、自社だけで研究や開発を完結させず、外部の技術・アイデア・知識を取り入れて、新しい価値を生み出す考え方です。
アウトソーシングが「決まった作業を外部に任せる」という意味合いが強いのに対して、オープンイノベーションは「外部と協力して新しい価値を作る」という意味合いが強くなります。
一言でいうなら、
外部の力をうまく取り入れて、お互いにメリットのある形で新しい商品やサービスを作る考え方
です。

