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NPVとは?高額商品を買うか迷うときに使える考え方をわかりやすく解説

クマノくらげ

高い買い物って、なんか怖い

高級な布団とか、良い椅子とか、高いパソコンとかさ。
買った方がいい気はするんだけど、値段を見ると急に怖くなるんだよね。

わかるよ。
高額商品って、買った瞬間に大きなお金が減るから、かなり抵抗感があるよね。

そうそう。
「本当に必要?」
「もっと安いやつでいいんじゃない?」
「買って後悔しない?」
って考えちゃう。
でも、ギリギリ生きていくだけで貯金や投資を頑張ってきたせいか、お金を使いにくくなっちゃったのかなぁ

そうだなぁ。損はしたくないから、現状維持でもいいからって、お金をうまく使えないってことだよね。
それなら、NPVの考え方を使ってみてはどうかな。

NPV?
なんか投資とか会社の経営で出てきそうな言葉だね。

よく知っているね。
NPVは本来、会社が設備投資などを判断するときに使う考え方だね。
でも、考え方自体は日常の高額商品にも応用できるよ。

この記事の結論
NPVとは、将来得られる価値を今の価値に直して、今払うお金と比べる考え方です。
本来は企業の投資判断で使われますが、高額商品を買うか迷ったときにも、
「高いからやめる」ではなく「長く使ったら価値が返ってくるか」を考えるヒントになります。

NPVとは?

聞いたことあるけど、NPVがなんだかわからないからざっくり教えて。

NPVは、Net Present Valueの略だよ。
日本語では、正味現在価値と呼ばれる。

難しいよ!?

言葉は難しいけど、考え方はこうだよ。

将来得られるメリットを今の価値に直して、今払うお金と比べる考え方

将来得られるメリットを、今の価値に直す?

うん。
たとえば、今すぐもらえる1万円と、5年後にもらえる1万円なら、どっちがうれしい?

それは今すぐの1万円かな。

だよね。
将来のお金やメリットは、今すぐ手に入るものより少し不確実だよね。
だからNPVでは、将来のメリットを少し低く見積もって、現在の価値に直すんだ。

このように、将来の価値を今の価値に直すときに使う割合を、難しい言葉で割引率というよ。
日常では「将来のメリットを少し厳しめに見るための数字」くらいに考えれば大丈夫です。

NPV = 将来得られる価値の現在価値 − 最初に払うお金

日常の買い物に使う場合は、正確な計算よりも「将来得られる価値を考える」ことが大切です。

高級布団で考えてみる

投資で聞きそうな話だね。
じゃあ、僕が買おうか迷っている高級布団だとどんな感じで考えることができるの?

かなり無理やりだけど、考え方としては使えるよ
たとえば、10万円の高級布団を買うか迷っているとする。

布団に10万円は、ちょっと勇気いるな。

NPVっぽく考えるなら、こう見る。

この布団を買うことで、将来どんなメリットがあるか?

メリット?そりゃ布団だから、気持ちよく眠れるよね。

そうだね。ざっとこんな感じかな

  • 睡眠の質が上がる
  • 朝の疲れが減る
  • 腰や肩が楽になる
  • マッサージ代が減る
  • 体調不良が減る
  • 日中の集中力が上がる
  • 長く使える

さっきの1万円の話で言うと、布団を買うことによってどんな金銭的価値があるかを考えるってこと?

メリットを金額に置き換えてみる

そう。
NPVでは、その将来のメリットをできるだけ金額に置き換えて考えるんだよ。

睡眠の質を金額にするの、難しくない?

そこは投資と違って数値にするのが難しいところだね。
あくまで今回は正確に計算するというより、買う理由を整理するために使うイメージで使う感じでお願いね。

そうだった、あくまで考え方だったね。

ざっくり考えてみようか。
たとえば、10万円の高級布団を5年間使うとする。
そして、この布団によって毎年2万円分くらいのメリットがあると考える。

5年くらいなら普通に持ちそうだね。
でも毎年2万円分ものメリットがあるかなぁ。

例えばこんな感じで、合計2万円分くらいの価値があると考えるのはどうかな。納得いく?

メリット金額のイメージ
マッサージ代が減る年5,000円
体調不良が減る年5,000円
日中の集中力が上がる年5,000円
睡眠の満足度が上がる年5,000円

なるほど・・・これは人によってかなり変わるね。

そうなんだよね。さっきも言ったけどあくまで指標としてね。

そうだな。。。例えばマッサージ行く人が年に1回か2回で済むとは思えないな。月に3000円のマッサージ行っていたとして、年36000円だね。

他にも、睡眠の質が良くなったことやストレス軽減で仕事効率が良くなって、月5000円の昇給があれば年60000円だね。

日々のストレス軽減だとしても、趣味にかける時間を考えれば年5000円以上かかりそうだから、
一旦、2万円でもいい気がしてきたよ。

じゃあこのまま考え方を進めてみるね。
5年間使うなら、

2万円 × 5年 = 10万円

になる。

つまり、単純に考えると布団代10万円分くらいのメリットはありそう、ってことか。

NPVでは将来のメリットを少し厳しめに見る

ただし、NPVでは将来のメリットをそのまま合計しない。
将来のメリットは不確実だから、少し割り引いて考える。

割り引く・・・?あっ!
さっきの5年後の1万円と今の1万円の話?

そうそう。
将来の2万円は、今の2万円とまったく同じ価値とは考えない。

たしかに、5年後まで本当に使うか分からないし、思ったほど効果がないかもしれないもんね。

そういうこと。
だからNPVでは、将来のメリットを現在価値に直して考える。

項目内容
最初に払うお金10万円
使う期間5年
毎年のメリット2万円分
単純合計10万円分
NPV的な見方将来の価値は少し厳しめに見る

ちょっと厳しめに見るってこと?

その理解でいいよ。
たとえば、5年間で合計10万円分のメリットがありそうでも、将来の不確実さを考えて、今の価値では8万円分くらいと見る。

そうすると、10万円の布団に対して、今の価値では8万円分のメリットしかないかもってこと?

そう。
この場合、金銭的にだけ見れば、少し微妙かもしれない。

逆に、メーカーの耐用年数が10年だとしたら?

その場合は、10万円払っても買う価値がありそうだね。

高額商品を買うのが怖い人に向いている理由

でも、なんでNPVが高額商品を買うのが怖い人に向いているの?

高額商品を買うのが苦手な人は、どうしても今出ていくお金だけを大きく見てしまいやすいからだね。

あー、たしかに。
10万円払う事実が強すぎる。

でも、良い布団を5年使うなら、1年あたり2万円。
1か月あたりなら約1,667円。
1日あたりなら約55円くらいになる。

そう考えると、だいぶ印象変わるね。

そう。
NPV的に考えると、今の出費だけではなく、将来の価値も見られる。

つまり、「高いからダメ」じゃなくて、「将来どれくらい返ってくるか」で考えるわけか。

その通り。
これは、節約だけではなく、必要なものにちゃんとお金を使う力にもつながる。

ただし、無理に買う理由を作るものではない

じゃあNPVで考えれば、高いものも買いやすくなるってこと?

ま、まぁ買いやすくはなるかもしれないね。
でも、注意点もあるよ。

注意点?

NPVは、無理に買う理由を作るためのものではないよ。
むしろ、買う理由と買わない理由を冷静に整理するためのものだね。

たしかに、欲しいものを正当化するために使ったら危ないね。

そう。
たとえば、

きっと毎日使う
きっと体調が良くなる
きっと仕事の効率が上がる

みたいに、都合よく見積もりすぎると、何でも買えてしまう。

それは危ないね。
逆に、

きっと使わなくなる
体調が良くなるわけではない
仕事効率が変わるわけない

と思ったら、何にも買えなくなっちゃうね。

いいね。その通りだよ
だから、日常で使うなら、楽観・通常・悲観の3パターンで考えるといいよ。

楽観・通常・悲観で考える

楽観・通常・悲観の3パターン?

たとえば高級布団なら、こう考えてみる。

ケース内容判断
楽観毎日使って、睡眠の質がかなり上がる買う価値が高い
通常そこそこ快適で、5年使える価格次第ではアリ
悲観思ったほど合わず、あまり使わない買うと後悔しやすい

今までみたいにずーっと買うか買うまいか考えていたよりずっといいかも。

そうだね。使う時は
悲観ケースが大切だよ。

一番悪い場合を見るってこと?

そう。
少しくらい期待外れでも納得できるなら買いやすい。
でも、期待通りじゃないと大きく後悔しそうなら、買わない方がいいかもしれない。

日常で使うNPVの考え方

日常でNPVを使うならこんな順番が分かりやすいよ。

順番考えること
1今いくら払うのか
2何年くらい使うのか
3毎年どんなメリットがあるのか
4そのメリットを金額にするとどれくらいか
5将来の不確実さを考えて少し厳しめに見る
6今払う金額と比べて納得できるか

高額商品を買うときに、この順番で考えてみれば、買うべきか考えられるんだね。

あくまで、考え方でね。
たとえば、椅子、布団、パソコン、家電、勉強道具なんかは相性がいいと思う。

逆に、あまり向いてないものは?

流行だけで買うもの、ほとんど使わないもの、見栄のためだけのものは、NPVで見ると厳しくなりやすいね。

あぁそもそも、NPV関係なく向いていないものは「使う力」的には良くないね。

そうなんだよね。
NPVに向いていない=長く使って価値が返ってこないってことだね。

NPVは「使う力」を磨く考え方

なんか、NPVって投資用語だけど、日常でも考え方は使えるんだね。

お金を使うのが苦手な人は、出費そのものを悪いことのように感じやすい。
でも本当は、良いお金の使い方もある。

単なる浪費ではなく、将来の自分を助ける投資になるってことだね。

NPVは「これは浪費なのか、投資なのか」を考える道具にもなるんだよね。

あぁ、日常の買い物では正確な計算はできない。
でも、

今払うお金に対して、将来どんな価値が返ってくるか

を考えることが大切なんだね。

まとめ

NPVって、会社が投資判断に使うものだけど、日常では高額商品を買うか迷ったときに、将来のメリットまで考えるための道具として使える。

つまり、ただ「高いからやめる」じゃなくて、
「長く使ったらどんな価値が返ってくるか」
「その価値は今払う金額に見合うか」
を考えるってことか。

そう。
NPVは未来を完璧に当てるものではないよ。
でも、今の出費と将来の価値を比べることで、納得してお金を使うための考え方になるんだ。

なるほど。
節約だけじゃなくて、ちゃんと必要なものにお金を使う力を磨く考え方なんだね。

見栄のための浪費はダメって聞いたことがあったけど、NPVで考えると長く価値が返ってこないからそう言われているのがわかった。

うん。
それが日常に応用するNPVの一番分かりやすい使い方だと思う。

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